学級環境の視点を入れた「主体的・対話的で深い学び」

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タイトル別名
  • 学級環境の視点を入れた「主体的・対話的で深い学び」 -小学校理科に注目して-
  • ガッキュウ カンキョウ ノ シテン オ イレタ 「 シュタイテキ ・ タイワテキ デ フカイ マナビ 」 : ショウガッコウ リカ ニ チュウモク シテ
  • ―小学校理科に注目して―

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抄録

本研究は,2020年度より完全実施される新学習指導要領の小学校理科に注目し,その特徴を検討した。その結果,現行の学習指導要領では目標となっていた事項が,新学習指導要領では内容としても取り入れられていることが明らかとなった。また,新学習指導要領の特徴である「理科の見方・考え方」については,これまで理科において進められてきた「科学的な見方・考え方」を養うための具体的な段階を示したのではないかと考えられた。さらにもう1つの特徴である「主体的・対話的で深い学び」については,「問題解決学習」を基本とした自己調整的な学習ではないかと考えられた。さらに,これらのまとめを踏まえ,新学習指導要領を具現化するための理科の学習過程について,学級の自治性の程度に応じて,教師及び児童の活動を変化させる学習過程例をまとめた。その結果,自治性の高い学級において「主体的・対話的で深い学び」の具現化が期待されるものと考えられた。

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