川崎市の露地栽培キュウリにおけるミナミキイロアザミウマのネオニコチノイド系殺虫剤感受性

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タイトル別名
  • Susceptibility to Neonicotinoid Insecticides in <i>Thrips palmi</i> Collected from Cucumber Fields in Kawasaki City

抄録

<p>川崎市におけるミナミキイロアザミウマの殺虫剤抵抗性の現状を把握するため,同市内5地点の露地栽培キュウリから採集した成虫を対象として,ネオニコチノイド系殺虫剤に対する感受性を調査した。明治大学の圃場において採集した個体群では,ジノテフラン水溶剤に対する感受性が高かった。一方,現地の生産圃場から採集した4個体群では,ジノテフラン水溶剤およびアセタミプリド水溶剤に対する感受性が著しく低かった。この結果から,川崎市内の生産圃場ではネオニコチノイド系殺虫剤に対する抵抗性が発達していることが明らかとなり,殺虫剤に依存しない防除体系の導入が必要と考えられた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390005966210180736
  • NII論文ID
    130008002119
  • DOI
    10.11337/ktpps.2019.85
  • ISSN
    18842879
    13471899
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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