胆道結石除去用バルーンカテーテルを利用して摘出可能であった小児の食道異物(硬貨)の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- SUCCESSFUL REMOVAL OF A FOREIGN BODY FROM THE ESOPHAGUS OF A CHILD USING A BALLOON CATHETER FOR EXTRACTION OF BILIARY STONES: A CASE REPORT
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抄録
<p>症例は2歳3カ月,男児.硬貨を誤飲したため来院した.100円硬貨が食道入口部に存在し,把持鉗子による摘出が不能であった.胆道結石除去用バルーンカテーテルを硬貨の肛門側まで進め,バルーンを拡張した後にスコープごと引き抜き,硬貨の摘出に成功した.透視下に尿道バルーンカテーテルを用いて食道異物を摘出した報告はあるが,内視鏡下に胆道結石除去用バルーンカテーテルを食道異物の摘出に用いた報告はなかった.小児において食道入口部に存在する硬貨異物の頻度は高く,本法は内視鏡下にバルーンの位置と拡張が確認できるため,小児食道異物に対する有効な摘出方法の一つとなり得ると考えられた.</p>
収録刊行物
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- 日本消化器内視鏡学会雑誌
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日本消化器内視鏡学会雑誌 63 (3), 287-292, 2021
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390005966210560896
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- NII論文ID
- 130008001840
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- ISSN
- 18845738
- 03871207
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可