学校規模ポジティブ行動支援(SWPBS)を支えるデータシステムとしてのODR

DOI Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Office Discipline Referral (ODR) as a Data System for Supporting School-Wide Positive Behavior Support (SWPBS)
  • ガッコウ キボ ポジティブ コウドウ シエン(SWPBS)オ ササエル データ システム ト シテ ノ ODR

この論文をさがす

説明

<p>管理職への規律指導に関する照会(Office Discipline Referral: ODR)は、学校規模ポジティブ行動支援(SWPBS)を支えるデータシステムとして、米国の多くの学校で活用されている。ODRは、問題行動を管理、監督するための方法として、米国の学校で一般的に実施されている手続きであるが、日本ではほとんど馴染みがない。本論文では、SWPBSの実践を支えるデータシステムとしてのODRの特徴とODRのデータを活用したデータに基づく意思決定について解説する。解説に続いて、SWPBSに関連するODRの研究をレビューする。ここでは、ODRデータに基づく意思決定、SWPBSの効果指標としての活用、ODRデータの妥当性及び信頼性に関する研究をレビューする。ODRデータの研究をレビューした後、SWPBSにおけるODRデータの刺激機能について分析する。最後に、日本におけるSWPBSを支えるデータシステムについて考察する。</p>

収録刊行物

  • 行動分析学研究

    行動分析学研究 34 (2), 211-228, 2020-03-20

    一般社団法人 日本行動分析学会

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ