The dilemma of clinical pathway for pneumonia in respiratory medicine practice

Bibliographic Information

Other Title
  • 呼吸器内科診療における肺炎クリニカルパスのジレンマ
  • コキュウキ ナイカ シンリョウ ニ オケル ハイエン クリニカルパス ノ ジレンマ

Search this article

Description

<p> 肺炎は日本人の死因の第3位を占める疾患であり、人口の高齢化とともに入院患者、死亡数が増加することが予想されている。大阪市立総合医療センターでは肺炎の診療において誤嚥性肺炎を除いた肺炎に対するクリニカルパス(以下、肺炎CP)を作成するも適応率は高くなく、適応率改善を目的に現在の使用状況を検討した。 2014年1月から2018年1月までに当院呼吸器内科に入院し、入院時に肺炎と診断した後に肺炎CPを使用した34例を評価対象とした。肺炎による平均入院日数は院内全体では12.8日、呼吸器内科では22.0日であったが肺炎CPを使用した82.6%の症例がDPCⅡ期内に退院していた。しかし、肺炎CPの適応を行うも入院時の主病名として肺炎以外も多く認められ、肺化膿症6例、間質性肺炎の増悪5例, 誤嚥性肺炎2例, 膿胸1例を認めた。肺炎CPの想定入院日数として13日以内を設定していたが、11例が達成できず、7例がCPを中止し、4例は抗生剤加療期間延長で対応し終了していた。呼吸器内科に入院している肺炎患者には他の合併症も多く、肺炎CP使用について一定数の中止は避けられないと考えられる。</p>

Journal

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top