有機系短繊維を用いたコンクリートの曲げ疲労特性に関する実験的研究

DOI Web Site オープンアクセス
  • 溝口 稔也
    株式会社ヤマックス 技術本部開発研究課(〒862-0950熊本県熊本市中央区水前寺3-9-5)
  • 下田 誠也
    有明工業高等専門学校 創造工学科(〒836-8585福岡県大牟田市東萩尾町150)
  • 松田 学
    株式会社ヤマックス 技術本部開発研究課(〒862-0950熊本県熊本市中央区水前寺3-9-5)
  • 浦野 登志雄
    熊本高等専門学校 建築社会デザイン工学科(〒866-8501熊本県八代市平山新町2627)

書誌事項

タイトル別名
  • AN EXPERIMENTAL STUDY ON BENDING FATIGUE PROPERTEIS OF CONCRETE USING ORGANIC SHORT FIBER

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説明

<p>本研究ではプレキャストコンクリートへの適用を視野にビニロン繊維およびポリプロピレン繊維をそれぞれ混入したコンクリートについて、繊維の有無、種類、アスペクト比および載荷時の最大応力比を実験因子とした曲げ疲労特性に関する実験的研究を行った。本実験の結果、以下の知見が得られた。1)曲げ疲労による破壊回数は、有機系短繊維を混入することで基準コンクリートの9.9~1336倍になった。2)同様なアスペクト比の有機系短繊維の疲労寿命は、応力比が大きい場合にはビニロン繊維が優れていたが、応力比が小さくなるにともないポリプロピレン繊維との差が認められなくなった。3)疲労破壊した断面の観察から、応力比が小さくなるにつれて破断した繊維の割合が増加した。</p>

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