耳管開放症治療に関する全国アンケート調査

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  • National questionnaire survey on the treatment of patulous Eustachian tube

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抄録

<p>耳管開放症は,診断・治療共に新しい展開が見られており,これらの実態把握が喫緊の課題となっている.そこで,全国医育機関並びに日本耳科学会代議員を対象にアンケート調査を施行した.診断基準案の使用率は76.5%であり,約半数の施設がJK05-Aの機種を使用していた.保存的治療は生活指導,漢方薬投与,生理食塩水点鼻療法が多くの施設で採用されていた.保存的治療で改善しえない難治例は年間581.7人存在した.手術治療としては,経鼓膜換気チューブ留置,耳管ピン留置術が多く施行されていた.今回のアンケート結果を踏まえ,今後の耳管機能検査の普及並びに手術的治療の普及が望まれる.</p>

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