CD19 CAR-T細胞療法における白血球アフェレーシスの経験

DOI Web Site PubMed 被引用文献1件
  • 城 友泰
    京都大学医学部附属病院　検査部・細胞療法センター 京都大学医学部附属病院　血液内科
  • 吉原 哲
    兵庫医科大学病院　輸血・細胞治療センター 兵庫医科大学病院　血液内科
  • 新井 康之
    京都大学医学部附属病院　検査部・細胞療法センター 京都大学医学部附属病院　血液内科
  • 池本 純子
    兵庫医科大学病院　輸血・細胞治療センター
  • 小野本 仁美
    兵庫医科大学病院　輸血・細胞治療センター
  • 杉山 寛貴
    兵庫医科大学病院　輸血・細胞治療センター
  • 吉原 享子
    兵庫医科大学病院　輸血・細胞治療センター 兵庫医科大学病院　血液内科
  • 松井 恵子
    京都大学医学部附属病院　検査部・細胞療法センター
  • 丹羽 紀実
    京都大学医学部附属病院　検査部・細胞療法センター
  • 中川 陽子
    京都大学医学部附属病院　検査部・細胞療法センター
  • 北脇 年雄
    京都大学医学部附属病院　血液内科
  • 諫田 淳也
    京都大学医学部附属病院　血液内科
  • 髙折 晃史
    京都大学医学部附属病院　検査部・細胞療法センター 京都大学医学部附属病院　血液内科
  • 長尾 美紀
    京都大学医学部附属病院　検査部・細胞療法センター

書誌事項

タイトル別名
  • Clinical experience of leukapheresis for CD19 CAR-T cell therapy
  • CD19 CAR-T細胞療法における白血球アフェレーシスの経験 : 国内最多2施設による共同研究
  • CD19 CAR-Tサイボウ リョウホウ ニ オケル ハッケッキュウ アフェレーシス ノ ケイケン : コクナイ サイタ 2 シセツ ニ ヨル キョウドウ ケンキュウ
  • —国内最多2施設による共同研究—

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説明

<p>キメラ抗原受容体T細胞療法を適正に行うためには，原料となるT細胞採取手順の最適化が急務である。そこで再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対するtisagenlecleucel治療を目的に白血球アフェレーシスを実施された計51症例を後方視的に解析し，CD3＋細胞採取効率に影響する因子を検討した。年齢，採取前の末梢血ヘモグロビン値，CD3＋細胞数，血小板数の中央値は59歳，9.2 g/dl，574/µl，15.8×104/µlで，中央値8.7 lの血液処理を行い，採取CD3＋細胞数と採取効率は中央値3.0×109個（0.7～8.4），61.0％（21.0～127.3）であった。採取前のヘモグロビン低値，CD3＋細胞数と血小板数高値は採取効率を有意に低下させた。これらの症例では，血液処理量を多く予定するとともに，採取前の赤血球輸血が採取効率化に有用である可能性が示唆された。</p>

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 62 (3), 163-169, 2021

    一般社団法人 日本血液学会

被引用文献 (1)*注記

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