2004-2007年寒極東シベリア山岳周辺地域における雪氷観測報告

書誌事項

タイトル別名
  • Cryospheric observations in the mountainous regions of eastern Siberia, the pole of cold,for 2004-2007
  • 2004 2007ネン カンキョク ヒガシシベリア サンガク シュウヘン チイキ ニ オケル セッピョウ カンソク ホウコク

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説明

国際極年2007-2008に向けて,寒極東シベリア山岳周辺地域の雪氷学的観測データを取得するために,スンタル・ハイアタ山脈とオイミヤコンを中心とした観測研究を2004年から2007年まで実施した.この山岳周辺地域は,半世紀前の1957/58年国際地球観測年に旧ソ連により集中的に観測が実施されたものの, その後はほとんど観測が実施されていない地域である. 今回の観測では各地に各種観測測器を設置して,気温,地温,降水量,積雪深,日射,風向風速,スンタル・ハイアタ山脈氷河の形態などの観測データを得ることができた.これにより国際地球観測年から約50年後の寒極東シベリア山岳域の雪氷変動の実態を把握することができると期待される.また本実地踏査の結果, ヤクーツクから観測地までの空路は天候に左右されること,一方マガダンから観測地までの陸路はかなり脆弱で,今後夏期のルート選定には注意を要することがわかった.

収録刊行物

  • 雪氷

    雪氷 70 (5), 499-506, 2008

    公益社団法人 日本雪氷学会

参考文献 (2)*注記

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