高度経済成長期以降の日本における社会資本の生産力拡大効果

書誌事項

タイトル別名
  • PRODUCTIVITY EXPANSION EFFECT OF INFRASTRUCTURES AFTER THE HIGH ECONOMIC GROWTH PERIOD IN JAPAN

抄録

<p>本稿では,高度経済成長期以降の日本の社会資本の生産力拡大効果(全要素生産性向上効果,民間資本限界生産性向上効果,労働限界生産性向上効果)を年代別,産業別,社会資本の部門別,社会資本ストックの定義別に,複数の関数型の生産関数を推定することにより検証した.生産関数の推定に際しては,産業別総生産,民間資本ストック,就業者数,第2次・3次産業の民間資本稼働率および労働時間,社会資本ストックについて統一基準での1955年度から2015年度までの都道府県パネルデータを推計し,これらを用いた.分析の結果,年代,産業,社会資本の部門,社会資本ストックの定義,関数型によって効果の有無が異なること,2000年代以降も第3次産業において社会資本の全要素生産性向上効果が存在し続けていることなどが明らかになった.</p>

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ