インテリア的状況におけるインテリア感による空間的形態性の研究

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  • インテリアテキ ジョウキョウ ニ オケル インテリアカン ニ ヨル クウカンテキ ケイタイセイ ノ ケンキュウ

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抄録

インテリアデザインの思考、展開過程の検討により、インテリア的状況に着眼しその表象性をインテリア感と して定義し26項目のインテリア感として設定した。次に人的要因として行為、身体、精神を定義し、また空間的要因と してモノ、スペース、自然を定義する。20作品を分析対象として選定した。分析対象ごとに人的要因、空間的要因、空 間的形態性の抽出を行い、該当するインテリア感の抽出を行った。本論文はこれらの要素とインテリア感との関係性を 明らかにすることを目的とする 室内において、人的要因の行為、精神や空間的要因のスペース、モノが複合して現れている。a.包まれ感、b.繋がり感、 w.主張×消去等の12項目は室内空間を代表するインテリア感である。また屋外(自然)に面する開口部を有する室内空 間では、人的要因である身体性が強く現われ、g.現象性、i.人間性、k.身体性のインテリア感と関わっていると考えられ る。各作品において複数のインテリア感が関連して現われ、多様なインテリア的状況が形成され、魅惑的なインテリア デザインが創成されていることを明らかにした。

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