再帰反射材の配置の工夫が街区の日射反射特性に与える影響

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タイトル別名
  • Study on improvement of solar radiation reflective characteristics with effects of layout of retro-reflective materials
  • サイキ ハンシャザイ ノ ハイチ ノ クフウ ガ ガイク ノ ニッシャ ハンシャ トクセイ ニ アタエル エイキョウ

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抄録

【目的】近年、ヒートアイランド対策として再帰反射材が注目されている。しかし、入射角が大きくなると 再帰反射成分は著しく低下し、替わりに鏡面反射成分が著しく増加することが指摘されている。本研究は、建物 壁面に導入した際に起こりうる、高高度からの夏季の日射の照り返しによる屋外温熱環境の悪化への対策として、 再帰反射材の併用が街区の日射反射特性に与える影響を評価する。【方法】街区模型の壁面に入射仰角 70°で平行 光を入射させ、フォトダイオードを用いて入射・反射エネルギーを計測する。再帰反射材・白紙・黒色塗料の 3 種を試料とし、壁面並びに床面の試料の組み合わせを変化させ、それぞれのケースの入射・反射エネルギーの分 布を比較する。【結果】再帰反射材の併用により街区の日射反射性能が向上することが明らかとなった。また、反 射率が同程度の白紙(完全拡散面)と比較すると反射エネルギーの指向性が強まることも明らかとなった。

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