人体の熱平衡式に基づく WBGT 指標の拡張の可能性

説明

自然湿球温度とグローブ温度, 乾球温度の和として表される湿球グローブ温度指標と, 乾性熱交換と湿性熱 交換の影響度合いが同一となる一定皮膚温時の人体熱平衡式のぬれ率を探査し, 0.45 を得た. このぬれ率を与え, 衣 服や気流条件を変えた人体の熱平衡式から得られる計算皮膚温により着衣や気流の違いを評価できるかを検討した. 一般的な通気性の衣服, および非透湿性の防護服の双方において, この評価法により, 中程度の作業強度に従事する 被験者の体温調節の上限を適切に評価できることを確認できた. また, この人体の熱平衡式から, 日射の影響を自然 湿球温度とグローブ温度, 気温の和として評価する場合, 風速が高くなるほど, グローブ温度の重み係数を大きくす べきことも分かった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390006308199873280
  • NII論文ID
    130008029306
  • DOI
    10.24538/jhesp.41.0_199
  • ISSN
    24348007
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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