学生が主体となった新潟発の国際プログラムはどのように成功したのか

書誌事項

タイトル別名
  • How an international program was achieved by Niigata University undergraduates

説明

<p>新潟大学農学部公認グローバル人材サークルBRIDGEは2011年から学生のグローバル化を目的に活動し、過去にも様々な国際交流・海外視察をした。2017年にはアジア農学学生会議(APDM: Asia Pacific Directors Meeting)を開催し、国外の学生とのワークショップや農業関連施設の視察を行った。インドネシアとネパールから9名の学生を招聘し、SNS等を使って国内の学生に直接参加を呼びかけた。民間企業との協働のワークショップでは地方創生の可能性を感じた。助成金を獲得するためにAPDMが各財団の助成目的に合致しているかを吟味し、役割分担と情報交換に力を注いで開催資金を調達した。また、本プログラムのワークショップで得たことを元に、ムスリム快適化3原則を提言し、「第1回新潟国際化デザインコンテスト住みよい街、新潟の探求」で最優秀賞を獲得した。BRIDGEが継続して活動できた理由は国際的な視野が広がる経験を共有できる場であったからである。BRIDGEが積み重ねてきた海外に目を向けた活動と地域に目を向けた活動を通し、今後もグローカルな人材育成の場として地域の持続的な発展を担っていきたい。</p>

収録刊行物

  • 農学国際協力

    農学国際協力 16 (0), 65-74, 2018

    名古屋大学農学国際教育研究センター

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