ゲージ理論・弦理論対応と可積分模型(解説)

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タイトル別名
  • Gauge-String Correspondence and Integrable Models
  • ゲージ理論・弦理論対応と可積分模型
  • ゲージ リロン ゲン リロン タイオウ ト カセキブン モケイ

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抄録

この5年ほどの間に,最大の超対称性を持つ4次元ゲージ理論の研究が目覚ましい進展を見せている.特筆すべきは,結合の強さの全範囲で有効な解析解が,超対称性を保たない一般の励起についても提案,検証されるようになったことである.またこのゲージ理論は反ド・ジッター時空を背景に含む10次元超弦理論と等価であると予想されており,その検証も大きく前進している.これらの進展の鍵となったのは,双方の理論の中に見出された2次元可積分模型の構造である.本解説ではそのような構造がいかにして高次元理論の中に現れ,またそれを利用することで何が分かるかを紹介する.

収録刊行物

  • 日本物理学会誌

    日本物理学会誌 63 (7), 524-531, 2008-07-05

    一般社団法人 日本物理学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (20)*注記

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