TAPの足跡とこれからの可能性

書誌事項

タイトル別名
  • Future possibilities and footprints of TAP
  • TAPの足跡とこれからの可能性 : teachers as professionals モデル開発を目指して
  • TAP ノ アシアト ト コレカラ ノ カノウセイ : teachers as professionals モデル カイハツ オ メザシテ
  • -Aiming for teachers as professionals Model Development -
  • -teachers as professionalsモデル開発を目指して一

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抄録

玉川学園では子どもたちの豊かな心を育む環境を促進するために、全人教育の理念に基づいた玉川アドベンチャープログラム(以下TAPと記す)の実銭と研究を行っており、その背景にはOBSとPAの理念や実践との関係性が高いことがわかる。教員養成を重視している玉川大学のTAPセンターでは、教職に関わる人材養成の学修スタイルやモデル開発をすることが目的の一つであり、国内の教育現場に対応するカリキュラム開発と指導者養成モデルの開発に期待が寄せられている。国内の教育現場では、子どもたちに生きる力や基礎的・汎用的能力を培わせることが課題であり、グローバル化が加速化される今日では21世紀型スキルの獲得も重要視されている。これらの諸能力の向上と獲得を目指す具体的な教育方法のーっとして体験学習法があり、その体験学習法に則ったTAPの学習理論は教育実践としての可能性が高いと考える。TAPに関する研究では、子どもを対象とした場合、規範を守ることの意識が向上した結果、相互に尊重しながら信頼関係を築くことができるようになり、その過程においてコミュケーション能力にも好影響を与えていることがわかった。指導者を対象とした場合では、ファシリテーターとしての役割を学び、子どもたちが学び合いながら様々なことに挑戦しやすい環境を整えるための規範づくりを重要視していること、子どもたちの実態を把握するためのコミュケーションを重要視していることがわかった。以上を踏まえ、TAPの指導者向けの理論と実銭を学ぶteachers as professionalsモデルの開発は、昨今の教育課題に対応が可能であると考える。

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