炭素繊維で補強された木質複合材の耐久性評価に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Durability Evaluation of Wooden Member Reinforced by Carbon-Fiber
  • タンソ センイ デ ホキョウ サレタ キシツ フクゴウザイ ノ タイキュウセイ ヒョウカ ニ カンスル ケンキュウ

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説明

<p>既設構造物の構造的な補強手段として,軽量・高強度な炭素繊維強化複合材料は広く用いられている.これまで鉄筋コンクリート構造物の耐震補強をはじめ,多くの補修・補強の実績がある.しかし,木造に対する炭素繊維強化複合材料による実施は少なく,多面的なデータの蓄積が望まれている.木造に適用する場合は,木材の腐朽性を考慮した複合部材としての耐久性の評価をすることが重要と考えられる.本稿では,歴史的建築物の保存補修に用いられた実施例を通じて,炭素繊維補強材が屋外に設置される場合の使用環境状況を調査分析した.次いで,環境要因が付着や曲げ特性におよぼす影響を把握することを目的として,温度・湿度の環境的履歴を与えた後の炭素繊維強化複合材料で補強された木質複合材料の付着強度および曲げ強度を測定し,耐久性の評価に関する基礎的な実験を行った.</p>

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