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- 濵田 俊也
- 京都大学大学院経済学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of gamification and effects of praise-seeking and rejection avoidance motivations: a moderated mediation analysis
- ゲーミフィケーション ノ バイカイ コウカ ト ショウサン カクトク ヨッキュウ ・ キョヒ カイヒ ヨッキュウ ノ チョウセイ コウカ
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説明
本研究は、ゲーミフィケーションが活用されたサービスのユーザーの、サービスに対する「ロイヤリティ」の形成過程の検証を目的として、コミュニティ機能や外部 SNS 連携機能を含むゲームの仕組みが備わった学習支援サービスのユーザー調査を行った。分析の結果、サービスへの「知覚価値」による「ロイヤリティ」への正の影響(直接効果)と共に「ゲーミフィケーションへの満足」の媒介効果が確認され(部分媒介)、「ゲーミフィケーションへの満足」による「ロイヤリティ」への影響については「拒否回避欲求」の強弱による差異が生じており(調整効果)、「拒否回避欲求」の弱いユーザーは強いユーザーよりも「ロイヤリティ」が高まる程度が強いことが示された。「賞賛獲得欲求」の調整効果はみとめられなかった。これらの結果から、「知覚価値」と「ゲーミフィケーションへの満足」が「ロイヤリティ」を同時に高めることと、他者の否定的な見方をあまり気にしないユーザーについては気にするユーザーよりもゲーミフィケーションの「ロイヤリティ」を高める効果が高いことが明らかになった。
収録刊行物
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- デジタルゲーム学研究
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デジタルゲーム学研究 14 (1), 33-44, 2021
日本デジタルゲーム学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390006740593740928
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- NII論文ID
- 130008047723
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- NII書誌ID
- AA12379051
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- ISSN
- 24344052
- 18820913
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- NDL書誌ID
- 031472309
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可