実データとシミュレーションを用いたMaaSの導入効果の評価

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of the effect of introducing MaaS using actual travellers’ data and simulation

説明

<p>本研究では,マルチエージェント交通シミュレータと費用便益分析を用いたシミュレーションにより,MaaS の導入効果の評価を行う.事例として,2019年11月に静岡市で実施されたMaaS実証実験を使用する.この実証実験では,鉄道や路線バスに加え,オンデマンド型乗合サービスであるSAVS (Smart Access Vehicle Service) が導入された.シミュレータでは,SAVS車両と利用者をエージェントとして扱い,1日の交通状態を表現する.SAVS は配車経路最適化手法に,利用者は交通手段選択モデルに従って動く.またMaaS 導入の効果を定量的に評価するために,費用便益分析アプローチに従って,複数の観点(利用者・供給者・自治体など)からいくつかの指標を定義する.実データとシミュレーションを用いた分析の結果,MaaSの導入は費用効果の高い利益を生み出さなかったことがわかった.しかし,SAVSの車両数と料金を適切に設定すればサービスが成立することを示した.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390006895526243584
  • NII論文ID
    130008051765
  • DOI
    10.11517/pjsai.jsai2021.0_2i3gs5b01
  • ISSN
    27587347
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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