呼吸ケアにおけるモニタリング
書誌事項
- タイトル別名
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- Non-invasive monitoring for patients with chronic respiratory failure
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説明
<p>呼吸器疾患患者を診療するうえで,各種モニタリングは欠かせない.特に呼吸不全を呈している患者のケアでは,安静時の低酸素血症や高二酸化炭素血症,労作時や運動時の低酸素血症や運動耐容能,さらに睡眠時の無呼吸・低呼吸や低換気などを正確に知るために,動脈血ガス分析,SpO2モニタリング,経皮CO2モニタリング,睡眠ポリグラフ検査などが臨床で実施されている.特に酸素療法や非侵襲的換気療法の導入時には,これらを積極的に用いて患者の病態を正確に把握し,また治療効果を確認することが重要である.睡眠時のモニタリングによって,慢性呼吸不全患者においては,REM睡眠時を中心に低換気をしばしば生じていることが分かってきており,この有無がCOPDの増悪回数や肺高血圧などと関係することが明らかになってきている.ここでは,各種モニタリングについて解説するとともに,睡眠時低換気の検出方法およびその意義についても述べたい.</p>
収録刊行物
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- 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 29 (3), 369-376, 2021-06-20
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390006973367248128
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- NII論文ID
- 130008054590
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- ISSN
- 21894760
- 18817319
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可