残差スムージングによる直交格子積上げ法の収束改善

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  • Convergence Improvement Method for Computational Fluid Dynamics Using Building-Cube Method

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Computational Fluid Dynamics (CFD) に残された課題の一つに, 計算格子生成の問題に起因する複雑形状周りの流れ解析が挙げられる. この問題に対して開発された直交格子積上げ法(Building-Cube Method (BCM))は, 複雑形状周りの流れを効率よく解く手法として着目されている. BCMとは, 計算領域をCubeと呼ばれる立方体領域に分割し, 各Cubeに等間隔直交格子(Cell)を生成する格子生成法である. 流体計算は, Cube毎で独立におこなわれ, Cellは物体の内, 外, 及び物体境界の3つに分類される. BCMは, 直交等間隔の構造格子を使用していることから, 高空間精度スキームが使用できることや, 非構造格子法に比べ要素の構成節点や隣接要素情報が不要であることによる少メモリ等の利点に加え, 複雑形状を計算する上で, 計算格子の自動生成が可能であるなど多数の利点がある. しかし, Cube数の増加に伴い収束が悪化するという特徴を持つ. 本研究において, 収束性を改善するために, 残差スムージング(Implicit Residual Smoothing (IRS))を適用し, 大幅な収束向上を得た.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390006994048482304
  • NII論文ID
    130008056234
  • DOI
    10.11421/jsces.2009.20090010
  • ISSN
    13478826
    13449443
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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