コミュニケーションの一般モデルによる学術広報フレームワークの試み

DOI
  • 池谷 瑠絵
    大学共同利用機関法人情報・システム研究機構

書誌事項

タイトル別名
  • Applying a General Communication Model to Establish a Framework of Academic Public Relation
  • —Based on a Survey on the Documents of PR Principles Published by Japanese Universities—
  • ―大学の広報の基本方針等の文書調査から―

抄録

<p>本研究では,日本の大学等の研究機関がインターネット上で公開している広報に関わる文書を用いて学術広報の現況を調査し,これに基づいて学術広報コミュニケーションに,コミュニケーションの一般モデルであるシャノン=ウィーバー・モデルを適用して,学術広報共通のフレームワークを作成することを試みた。この調査では,収集した広報の「基本方針等」41文書から,その内容を6項目・計50の下位項目にまとめた。次に調査結果からわかった学術広報の諸活動に,シャノンが示した技術的な問題(A)とウィーバーが追加した意味と効果の問題(B,C)という3つのレベルから成るシャノン=ウィーバー・モデル(1949年)を適用することにより,コミュニケーション・フローのどこで,どの問題(A,B,C)に関わる指標が計測可能であるかを明らかにするフレームワークを作成した。</p>

収録刊行物

  • 社会情報学

    社会情報学 9 (3), 35-45, 2021-05-31

    一般社団法人 社会情報学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390006994048958080
  • NII論文ID
    130008056342
  • DOI
    10.14836/ssi.9.3_35
  • ISSN
    24322148
    21872775
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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