書誌事項
- タイトル別名
-
- Evaluating the effectiveness of the ventilator weaning protocol
この論文をさがす
抄録
<p>【目的】本研究は,「人工呼吸器離脱に関する3学会合同プロトコル」(以下,「人工呼吸器離脱プロトコル」)の有効性を検証することを目的とする.</p><p>【方法】介入研究(前後比較).介入群:2017年5~10月にA大学病院高度救命救急センターICU(以下,ICU)に入院し24時間以上人工呼吸療法を必要とした18歳以上の患者.コントロール群:2013~2017年の5~10月にICUに入院した介入群と同条件の患者.介入群に「人工呼吸器離脱プロトコル」を用いた介入を実施した.</p><p>【結果】離脱の成功は介入群93.3%,コントロール群87.9%.人工呼吸器離脱時間の中央値(四分位範囲)は介入群2.0時間(1.5~24.7),コントロール群20.0時間(5.0~57.0),p=0.038と有意差を認めた.人工呼吸期間,ICU入室期間に統計学的有意差は認めなかった.</p><p>【考察・結論】「人工呼吸器離脱プロトコル」の使用により,人工呼吸器離脱時間の有意な短縮を認めた.人工呼吸期間に差はなかった.安全性において2群に差はなく,有効な方法であることが示唆された. </p>
収録刊行物
-
- Journal of Japan Academy of Critical Care Nursing
-
Journal of Japan Academy of Critical Care Nursing 17 (0), 31-43, 2021-03-31
日本クリティカルケア看護学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390007050486155392
-
- NII論文ID
- 130008058494
-
- ISSN
- 2187400X
- 18808913
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可