短縮版・日本語版ISMI(精神障がい者の内面化したスティグマ)-10尺度の信頼性・妥当性

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  • Validation of the 10-item Internalized Stigma of Mental Illness Scale: Validation of the Japanese Version

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<p>目的:この研究は,精神障がい者の内面化したスティグマ尺度の短縮版・日本語版の信頼性と妥当性を検討することを目的とした.</p><p>方法:精神障がいをもち,定期的に精神科外来に通っており,社会福祉施設を利用している242名に対して,自記式質問紙を用いて調査を行い,230名(有効回答率:95.0%)を分析対象とした.再テストは,155名の参加者に行い147名を分析対象とした.</p><p>結果:全体の内的整合性のα係数は.81であり,再テスト信頼性係数はr = .78であった.基準関連妥当性に関して,日本語版ISMI-10尺度は抑うつと正の相関関係があり,自尊心,エンパワメントとは負の相関関係があった.構成概念妥当性については,2つの因子が得られた.因子名は第1因子を「内面化したスティグマ」,第2因子を「スティグマ抵抗」とした.</p><p>結論:日本語版ISMI-10尺度は,日本語版ISMI-29尺度と同じ程度の信頼性・妥当性が確認された.</p>

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