大規模火山噴火災害時における港湾機能維持に必要な降下軽石群の揚収作業量の分析

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  • 浅野 敏之
    鹿児島大学地震火山地域防災センター
  • 高橋 忍
    鹿児島大学地震火山地域防災センター
  • 甲斐 信治
    国土交通省九州地方整備局鹿児島港湾空港整備事務所

書誌事項

タイトル別名
  • Assessment of Work Period Necessary for Removal of Fallen Pumice from Navigation Areas for Continuity of Port Business Following a Large-Scale Volcanic Disaster
  • ダイキボ カザン フンカ サイガイジ ニ オケル コウワン キノウ イジ ニ ヒツヨウ ナ コウカ カルイシグン ノ ヨウシュウサギョウリョウ ノ ブンセキ

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抄録

港湾が災害により機能不全を生じても,緊急物資等の最低限の輸送を確保し,許容される期間内に重要な港湾機能を逐次再開させるための港湾BCPが,重要港湾を中心として策定されている。しかし自然外力としては主に地震・津波を対象としており,火山噴火災害についての港湾BCPはほとんど検討されていない。本研究は,将来想定される桜島大規模噴火災害時に,鹿児島湾域に降下する火砕物の堆積量と質量換算値を風向・風速を条件として定量的に評価し,発災後の航路啓開に必要な揚収量と啓開作業期間を試算することによって,火山災害時の港湾BCP 策定に資する知見を得ることを目的としたものである。

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