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- 大木 浩
- 鹿児島県立大島病院
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- 古川 良尚
- 鹿児島大学病院
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- 竹原 哲彦
- 鹿児島県赤十字血液センター
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- 西迫 裕昭
- 鹿児島県赤十字血液センター
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- 宮下 幸一郎
- 鹿児島県赤十字血液センター
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- 寺野 玉枝
- 鹿児島県赤十字血液センター
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- 花牟禮 豊
- 鹿児島市立病院
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- 奥 沙織
- 鹿児島市立病院
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- 大塚 眞紀
- 鹿児島医療センター
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- 森 千奈美
- 鹿児島医療センター
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- 宮園 卓宜
- 今村総合病院
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- 藤山 祐輝
- 今村総合病院
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- 中島 彩乃
- 今村総合病院
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- 原口 安江
- 鹿児島大学病院
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- 原 純
- 鹿児島県立大島病院
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- 清武 貴子
- 鹿児島県立大島病院
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- 園田 大敬
- 鹿児島県立大島病院
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- 中野 秀人
- 鹿児島県立大島病院
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- 義永 文一
- 鹿児島県くらし保健福祉部
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- 田中 朝志
- 東京医科大学八王子医療センター
書誌事項
- タイトル別名
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- AMAMI BLOOD ROTATION: APPROACHES FOR EFFICIENTBLOOD PRODUCT USE AT A CORE HOSPITAL ON A REMOTE ISLAND WITH SUPPORT FROM SEVERAL COLLABORATIVE MEDICAL INSTITUTIONS
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説明
<p>2018年3月末で奄美大島における血液供給業務委託が廃止され,島内の血液廃棄率が上昇した.「奄美ブラッドローテーション(BR)」は鹿児島県内で血液使用量の多い本土の連携4医療機関,鹿児島県赤十字血液センターおよび鹿児島県立大島病院との間で,血液搬送冷蔵庫(ATR)を用いて血液の品質を保証することで血液の返品再出庫を可能とし,廃棄血を少なくする取り組みである.2単位O型赤血球製剤5本入りのATRが,1週間に1回血液センターから出庫され,大島病院で使用されなかったATR内血液は返品され連携4医療機関に再出庫される.今回我々が奄美BRで得られた結果について検討した.</p><p>BR開始後,大島病院のO型赤血球廃棄率は31.3%から3.7%に低下した.連携4医療機関へ再出庫された血液の廃棄率は0%で,非BR赤血球廃棄率はBR開始前が0.12%,開始後が0.9%であった.初期導入費用は約170万円,1回のBR往復搬送費は空路で2.8万円,海路で0.3万円であった.</p><p>奄美BRは安全・安心を担保しながら大島病院のO型赤血球廃棄率を低下させた.連携4医療機関においてBR血の廃棄はなかった.</p>
収録刊行物
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- 日本輸血細胞治療学会誌
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日本輸血細胞治療学会誌 67 (3), 414-424, 2021-06-25
一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390007237335370112
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- NII論文ID
- 130008065599
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- ISSN
- 18830625
- 18813011
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可