慢性腸管虚血
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- 隈 宗晴
- 公立学校共済組合九州中央病院血管外科
書誌事項
- タイトル別名
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- Chronic Mesenteric Ischemia
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説明
<p>慢性腸管虚血(chronic mesenteric ischemia: CMI)は主に動脈硬化により腹腔動脈,上腸間膜動脈および下腸間膜動脈が慢性的に狭窄あるいは閉塞し,それにより消化管の血行障害をきたしたものである.典型的な症状は食後の腹痛と体重減少である.診断は臨床症状とCTやMRI,血管造影を用いた腸間膜動脈系の画像評価により行われる.臨床症状が進行したCMIではQOLの改善と腸管梗塞の予防の目的で血行再建が行われる.血管内治療が第一選択となっており,血管内治療が適応外あるいは不成功例や反復する再狭窄例に外科手術が行われる.</p>
収録刊行物
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- 日本血管外科学会雑誌
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日本血管外科学会雑誌 30 (4), 205-209, 2021-07-21
特定非営利活動法人 日本血管外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390007292691256704
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- NII論文ID
- 130008066529
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- ISSN
- 1881767X
- 09186778
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可