3Dプリンターを活用したローコスト摩擦振子型免震橋梁の地震時応答に及ぼす寸法効果の影響

  • 樫山 大樹
    早稲田大学大学院 創造理工学研究科 建設工学専攻
  • 銭 城
    早稲田大学大学院 創造理工学研究科 建設工学専攻
  • Miguel B. BRITO
    早稲田大学大学院 創造理工学研究科 建設工学専攻
  • 石垣 直光
    日本工営株式会社 コンサルティング事業統括本部 交通運輸事業本部 道路事業部
  • 秋山 充良
    早稲田大学 創造理工学部 社会環境工学科
  • 本田 利器
    東京大学大学院 新領域創成科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • SHAKING TABLE TEST TO INVESTIGATE THE SIZE EFFECT ON DYNAMIC BEHAVIOR OF RC COLUMNS WITH A LOW-COST SLIDING SYSTEM FABRICATED BY 3D PRINTER

抄録

<p> ダメージフリー橋梁の開発を目指し,著者らは摩擦振子型免震機構を有するRC橋脚を提案するとともに,その震動実験を行ってきた.提案構造は,橋脚中間部に滑り面を設けることで橋脚下部に伝達される地震時慣性力を大幅に低減することができる.特徴は3Dプリンターで製作したコンクリート型枠を用いることで,複雑な形状を有する滑り面を安価に製作できる点にある.本研究では,過去に用いた橋梁模型を大型化し,提案構造の地震応答に及ぼす寸法効果の影響を検討するための震動実験を実施し,提案構造で生じる応答加速度の低減効果や残留変位の大きさが供試体寸法に依存しないことを確認した.また,得られた実験結果に基づき,提案構造で生じる最大応答変位,および残留変位の予測式を提案した.</p>

収録刊行物

参考文献 (14)*注記

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