顕微ラマン分光法による高圧力下における固体の水素拡散係数測定

書誌事項

タイトル別名
  • Measurements for Diffusion Coefficients of Hydrogen in Solids at High Pressures Using Micro-Raman Spectroscopy
  • ケンビラマン ブンコウホウ ニ ヨル コウアツリョク カ ニ オケル コタイ ノ スイソ カクサン ケイスウ ソクテイ

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説明

<p>高圧下での固体中の水素の自己拡散は,実験的な研究手法が限られており,その素過程については不明な点が多い.そこで,ダイヤモンドアンビルセル(DAC)と顕微ラマン分光法による同位体定量分析技術を組み合わせることによって,数万気圧を超える高圧力下での固体の水素拡散係数を測定する方法を開発した.この方法により,20 GPaまでの氷や水酸化物の水素拡散係数の圧力依存性を調べた.本論文においては,技術的な解説を行うのと同時に,いくつかの研究例についても紹介し,明らかになった高圧下での水素拡散の素過程や,高圧水素拡散係数の惑星科学研究への応用についても説明する.</p>

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 70 (6), 351-362, 2021-06-05

    公益社団法人 日本分析化学会

参考文献 (36)*注記

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