島根県沖合底びき網漁業における超高分子量ポリエチレン繊維製網地による抵抗削減効果—模型実験,数値解析,海上実験による検討—

書誌事項

タイトル別名
  • Flume tank testing, computer simulation and full-scale sea trials of a modified bottom trawl made of ultra-high-molecular-weight polyethylene twine for pair trawl fishery off Shimane Prefecture
  • 島根県沖合底びき網漁業における超高分子量ポリエチレン繊維製網地による抵抗削減効果 : 模型実験,数値解析,海上実験による検討
  • シマネケン オキアイ ソコビキアミ ギョギョウ ニ オケル チョウコウブンシリョウ ポリエチレン センイセイ アミジ ニ ヨル テイコウ サクゲン コウカ : モケイ ジッケン,スウチ カイセキ,カイジョウ ジッケン ニ ヨル ケントウ

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説明

<p> 島根県沖合底びき網漁業を対象として,現用網の袖網および身網の一部に超高分子量ポリエチレン繊維製網地を導入して網糸直径を細くした改良網1,さらに天井部の目合を拡大した改良網2について,模型実験と数値解析によって抵抗削減効果を推定した。現用網から改良網2に変更することで網抵抗は29.6%,網抵抗と海底との摩擦抵抗の合計は9.9%減少し,網形状はほとんど変化しないと考えられた。実物網を用いた海上実験では,通常の曳網速力3ノットで改良網2では現用網と比べてハンドロープ張力が19.3%減少した。</p>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 87 (4), 348-356, 2021-07-15

    公益社団法人 日本水産学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (29)*注記

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