HPV感染病変の段階的管理におけるHPVジェノタイプの意義と 免疫の関与について

  • 田口 歩
    東京大学 産婦人科教室 〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1
  • 川名 敬
    日本大学 産婦人科教室 〒173-8610 東京都板橋区大谷口上町30番1号

書誌事項

タイトル別名
  • The management of HPV-related cervical precancer based on the HPV genotypes and involvement of human immune responses on its progression

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抄録

<p> 子宮頸癌や子宮頸部異形成(CIN)はHPV感染が原因となる。HPV予防ワクチンの普及とともに子宮頸癌が減少することが期待されているが、根絶までには時間を要する。子宮頸癌排除のための段階的戦略として、HPV予防ワクチン接種による1次予防、検診による早期発見やCIN管理による2次予防、子宮頸癌発症後の治療介入における3次予防に分けられる。本稿では、特に2次予防段階におけるHPVジェノタイプに基づいたCIN管理方法について概説するとともに、HPVに対するヒト免疫応答についても概説する。</p>

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参考文献 (22)*注記

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