ゴマリグナン酵素進化から学ぶ特化代謝観

DOI
  • 小埜 栄一郎
    サントリーグローバルイノベーションセンター(株)研究部
  • 村田 純
    サントリー生命科学財団生物有機科学研究所(SUNBOR)
  • 堀川 学
    サントリー生命科学財団生物有機科学研究所(SUNBOR)

書誌事項

タイトル別名
  • <i>Back to Nature, Learn from Wild</i>

抄録

ゴマ(シソ目ゴマ科ゴマ属 Sesamum spp.)は種子にフェニルプロパノイドの二量体のリグナンと呼ばれる植物特化代謝物を蓄積している。セサミンに代表されるリグナンは多様な生物活性を有しているものの、同じフェニルプロパノイドから生合成されるフラボノイド類に比べると医薬や食品分野では認知度は低い。それらの多岐に渡る薬理活性については優れた先行文献に譲り、本稿ではリグナン代謝物の多様性がどのようにして生じているか、つまり特化代謝の進化をゴマの栽培種と野生種の酵素活性の比較を通じて論じたい。

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 57 (8), 715-720, 2021

    公益社団法人 日本薬学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390007437193353856
  • NII論文ID
    130008070464
  • DOI
    10.14894/faruawpsj.57.8_715
  • ISSN
    21897026
    00148601
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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