スウェーデンの就学前学校förskolaにおけるinskolningとは
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- 吉次 豊見
- 大阪成蹊大学 保育学・発達心理学
書誌事項
- タイトル別名
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- Research on “Inskolning” at a Preschool in Sweden:
- Changing the Concept of “Gradual Entry”
- ―「慣らし保育」という概念からの転換―
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説明
本研究では,スウェーデンの就学前学校において「inskolning」と呼ばれる新入園児の家庭から園生活への移行過程期間に着目をした。スウェーデンでの現地調査から,1歳児の入園時から生涯教育のスタートとして教育的な配慮はあるものの,家庭的な環境が整えられ,ゆるやかに家庭生活から園生活へ移行していく様子が明らかになった。また「園に慣れる」ということだけを目的とせず,人権尊重・民主主義という理念が浸透していることから,子どもを主体として育むために,保育者が〈養護の働き〉〈教育の働き〉を行っていることを見出した。
収録刊行物
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- 保育学研究
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保育学研究 58 (2-3), 191-202, 2020
一般社団法人 日本保育学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390007447386515328
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- NII論文ID
- 130008071662
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- ISSN
- 24241679
- 13409808
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可