生体腎移植後に発症した腸骨動脈瘤の1例

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タイトル別名
  • A Case of Iliac Artery Aneurysm after Renal Transplantation

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抄録

<p>症例は51歳男性。25歳時に慢性腎不全に対し右内腸骨動脈–腎動脈吻合の生体腎移植を施行されている。腎移植後26年目に腹部超音波検査で右腸骨動脈瘤を初めて指摘され,CTで右総腸骨動脈から内腸骨動脈にかけて最大短径31 mmの囊状瘤を認めた。手術はaxillo-femoral artery bypassによる一時バイパスと局所冷却を併用した移植腎保護を行いつつ,人工血管を用いた血行再建を行った。術後経過は良好で,腎機能悪化なく経過し,第15病日に退院となった。</p>

収録刊行物

  • 脈管学

    脈管学 61 (8), 89-92, 2021-08-10

    日本脈管学会

参考文献 (9)*注記

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