車酔い自動判定モデルとランダムフォレストによる視線動向の階層化分類

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タイトル別名
  • Automatic Recognition Model of Motion Sickness and Hierarchical Classification by Random Forest of Line of Sight
  • クルマヨイ ジドウ ハンテイ モデル ト ランダムフォレスト ニ ヨル シセン ドウコウ ノ カイソウカ ブンルイ

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抄録

車酔いに関する研究は自動車の誕生以降数多く実施されている。車酔いの要因は、前庭器官や体性感覚などのように心理的な側面に着目するものが多く、行動的要因となる視覚情報を対象とした研究は少ない状況である。そこで本研究では心理的な要因は除外して、人の視点の動きのみに着目をした。視線追跡装置を装着した被験者から得られた視線動向のデータをAIツールの1つであるランダムフォレスト法によって自動的にディレクトリ構造に分類を行なった。これにより得られた構造の全体像を俯瞰することによって、車酔いをしやすい人と、車酔いをしにくい人の特徴を明らかにした。さらにこの特徴量に基づいてモデルを作成し、車酔いをしやすい人を自動判定できることを確認した。これを応用することによって車酔いをしやすい人に対して、酔いを解消させる視線動向のアドバイスが行えるようになる。

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