事業終了後における改良土PFI事業の検証について―横浜市下水道局改良土プラント増設・運営事業を事例に

  • 大島 誠
    横浜市立大学 国際教養学部 都市学系 横浜国立大学 日本下水道協会 特別会員

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  • ジギョウ シュウリョウゴ ニ オケル カイリョウド PFI ジギョウ ノ ケンショウ ニ ツイテ : ヨコハマシ ゲスイドウキョク カイリョウド プラント ゾウセツ ・ ウンエイ ジギョウ オ ジレイ ニ

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Abstract

<p> 本稿では,横浜市が行政サービスを民営化手法で供給する1つの方策であるPFI(Private Finance Initiative)方式で事業を実施し,すでに事業期間が終了している「横浜市下水道局改良土プラント増設・運営事業」を事例に,この事業で期待されている「VFM(Value For Money)」や要求水準等が達成されていたかを事後的に検証した。具体的には,VFM,環境効果や事業スキーム等の効果と実態を探る。その上で今後の留意点について言及する。</p><p> 主な結論として次の3つが挙げられる。1つ目は,横浜市が評価基準に定めているコスト削減に基づくVFMの観点からは,十分なVFMが実現された。2つ目は,焼却灰の有効利用や事業者による販売先の開拓や営業促進による販路の拡大,焼却灰の有効利用といった事業者の一定の成果がみられた。3つ目は,チケットシステムの導入や事業者に一括する性能発注を導入したことにより,事業の創意工夫や事業改善が実施された。</p>

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