強度行動障害者支援事業所におけるアセスメントと記録, 情報共有等の実態についての調査

DOI
  • 岡田 裕樹
    独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園
  • 日詰 正文
    独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園
  • 内山 聡至
    独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園

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抄録

<p>本研究は,強度行動障害者支援の現場では,「目に見えにくい障害特性や強み,環境要因の把握を難しいと感じる支援者が多い」,「記録の収集や関係者間での共有方法に関して標準的な方法が無いため関係者の調整を行う者の負担が大きい」等の課題が挙げられている現状を踏まえ,利用者や支援に関する情報収集や分析,情報共有がどのように行われているのか,その実態を把握することを目的として,強度行動障害者支援を行っている事業所6カ所を対象にヒアリング調査を実施した.その結果,いずれの事業所も「アセスメント」,「日常の記録」,「臨時の記録」に関する記録の実施,保存が行われていたが,事業所内外での情報共有を念頭に置いた工夫には乏しく,今後の課題となっていることが把握できた.</p>

収録刊行物

  • 国立のぞみの園紀要

    国立のぞみの園紀要 14 (0), 6-11, 2021

    独立行政法人 国立重度知的障害者総合施設のぞみの園

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