外部データセンターを用いた地域医療連携システムの構築と運用

  • 青木 豊
    国家公務員共済組合連合会新小倉病院 放射線科
  • 笠井 幸郎
    国家公務員共済組合連合会新小倉病院 放射線科

書誌事項

タイトル別名
  • Implementing a regional medical cooperation system using a public data center
  • ガイブ データセンター オ モチイタ チイキ イリョウ レンケイ システム ノ コウチク ト ウンヨウ

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抄録

<p> 国家公務員共済組合連合会新小倉病院は、2012年1月よりフィルムレス化への対応と自然災害等による医療情報消失のリスクを回避するために、外部データセンターに医療情報をアップロードし長期保管を開始した。当院では、1990年より地域医療への貢献を目的として、画像診断装置の共同利用を推進してきたが、今般、この共同利用をより迅速に安全に行うためにデータセンターを用いた地域医療連携システム(ひまわりネット)を構築し2012年2月より運用を開始した。ICTを利用したシステムの運用により、地域医療機関との連携改善、共同利用件数の大幅増加等の結果が得られ、放射線専門医の診断能力を地域医療に生かすことが可能になった。さらに画像診断検査に留まらない多機能で地域完結型医療に対応可能なシステム構築の必要性が明らかになった。</p>

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