都城盆地における地下水中の硝酸性窒素濃度と降水量の関係分析

DOI Web Site Web Site 参考文献8件 オープンアクセス
  • 平岡 透
    長崎県立大学情報システム学部情報システム学科
  • 中川 啓
    長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科環境科学領域
  • 野中 尋史
    長岡技術科学大学大学院情報・経営システム工学専攻
  • 廣田 雅春
    岡山理科大学総合情報学部情報科学科
  • 鈴木 祥広
    宮崎大学工学教育研究部社会環境システム工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Relation Between Nitrate Concentration in Groundwater and Precipitation in Miyakonojo Basin
  • トジョウ ボンチ ニ オケル チ カスイチュウ ノ ショウサンセイ チッソ ノウド ト コウスイリョウ ノ カンケイ ブンセキ

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抄録

<p> 2007年から2016年までの2月と8月に都城盆地の浅井戸で観測された硝酸性窒素濃度と降水量の関係を調べる.硝酸性窒素濃度と降水量の関係を調べる上で,相関分析を用いる.また, 1999年に家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律,2004年に都城盆地硝酸性窒素削減対策基本計画が策定され,都城盆地の地下水中の硝酸性窒素濃度も年々減少傾向であるため,相関分析では観測時点間の硝酸性窒素濃度の変化量および降水量の変化量を用いた.分析の結果,硝酸性窒素濃度の変化量と降水量の変化量には正の相関があることがわかった.すなわち,都城盆地において,降水量が大きくなると地下水中の硝酸性窒素濃度が高くなる傾向があるということがわかった.また,1ヶ月前までの累積降水量が大きいほど,地下水中の硝酸性窒素濃度が高くなる傾向があるということもわかった. </p>

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