P1-17 Metabolite diversification by cultivation of the endophytic fungus <i>Bionectria ochroleuca</i> B5-2 on altered culture or combined-culture conditions.

DOI
  • Suzuki Takuma
    Faculty of Agriculture, Yamagata University, Tsuruoka, Yamagata, Japan
  • Ariefta Nanang Rudianto
    The United Graduate School of Agricultural Sciences, Iwate University, Morioka, Iwate, Japan
  • Koseki Takuya
    Faculty of Agriculture, Yamagata University, Tsuruoka, Yamagata, Japan
  • Kimura Ken-ichi
    The United Graduate School of Agricultural Sciences, Iwate University, Morioka, Iwate, Japan
  • Shiono Yoshihito
    Faculty of Agriculture, Yamagata University, Tsuruoka, Yamagata, Japan The United Graduate School of Agricultural Sciences, Iwate University, Morioka, Iwate, Japan

Bibliographic Information

Other Title
  • P1-17 培地組成と共培養が糸状菌に対し誘導する新規二次代謝産物について

Abstract

植物内生菌類は、豊富な天然生理活性物質の探索資源として注目されている。一般的に糸状菌は、様々な環境要因 (温度、pH、明暗、化学物質など) に応じて生育し、これらの環境要因が二次代謝産物の生産誘導の一つの引き金となっている。一方、目覚ましいゲノム解析技術により、菌類から単離される天然物は二次代謝産物をコードする遺伝子群から想定される数よりも少ないことが判明しており、通常の培養条件下では多くの二次代謝産物生合成遺伝子が未発現であることが示されている。このような発現していないクリプティックな遺伝子群へのアクセスが、新規な天然物を取得する近道として期待されている。これらのことを背景に、我々は菌類の持つ潜在的な二次代謝産物生産能力に期待し、それらを引き出す一つの方法として、生産培地成分の検討や複数の菌類を混合した共培養など、培養条件に工夫を加え、新たに誘導される二次代謝産物に着目した。すなわち、熱帯地域起源の植物内生糸状菌の培養培地に市販りんごジュースを添加することにより、二次代謝産物の生産パターンが変化する菌株および、共培養において、純粋培養では生産されなかった物質を生産する二種の菌類の組み合わせをスクリーニングした。本発表では、りんごジュース添加培地より 7 種の新規化合物、二種の菌類による共培養より 4 種の新規化合物を獲得することができたので、これらの構造解析と生理活性について報告する。 1) マングローブ植物由来糸状菌が生産するりんごジュース米培地により誘導される二次代謝産物について  微生物の分離源として、インドネシアのカリマンタン島およびスラウェシ島で採取したマングローブ植物より、約100 株の糸状菌類を分離した。これら糸状菌を蒸留水と玄米で作製した培地とりんごジュースと玄米で作製した二種類の培地で培養し、それぞれの培地において、二次代謝産物生産パターンを大きく変化させる菌株を TLC や HPLC により探索した。その結果、Bionectria ochroleuca B5-2 株と三種の未同定菌株 (M211 株、M188 株、M1912 株) の培養抽出物において、蒸留水では生産誘導されない二次代謝産物をりんごジュース玄米培地に見出した (Fig.1)。そこで、B5-2 株に着目し、それらの誘導物質を明らかにすることにした。B5-2 株をりんごジュースと玄米で作製した培地で 30 日間培養し、各種カラムクロマトグラフィーで精製し、化合物 1 - 7 (Fig. 2)を単離した。 1-1) 化合物1 - 7の構造解析 化合物 1 は高分解能マススペクトルにおいて、分子式を C14H18O4 と決定した。次に 1H、 13C-NMR、1H-1H COSYスペクトルデータより部分構造を明らかにし、1 の分子内には −ラクトンと共役したオクタジエノンを部分構造に有することがわかった。さらに HMBC の相関により、部分構造を結合させ、1 の平面構造を決定した(Fig. 3)。文献検索の結果、1 はtetronic acid 関連化合物として知られる既知

Journal

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390008057583725696
  • NII Article ID
    130008092857
  • DOI
    10.24496/tennenyuki.60.0_361-366
  • ISSN
    24331856
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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