クロマツ落葉を含んだブルーベリー挿し木培養土の利用可能性の評価
書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of Rooting Media Containing Fallen Needles of Japanese Black Pine for Blueberry Cuttings
- クロマツ オチバ オ フクンダ ブルーベリー サシ モク バイヨウド ノ リヨウ カノウセイ ノ ヒョウカ
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抄録
<p>世界遺産「三保松原」のクロマツ(Pinus thunbergii Parl.)落葉を有効活用し,環境への配慮と地域ブランディングの両立したブルーベリー(Vaccinium Spp.)栽培を行うため,ピートモスと鹿沼土1 : 1(v/v)の培養土を慣行区とし,ピートモスとクロマツ落葉を体積比で1 : 0(0%区),3 : 1(25%区),1 : 1(50%区),1 : 3(75%区)および0 : 1(100%区)の割合で混合した挿し木用培養土の実用性を評価した.培養土pHは4.4~4.7であった.生存率,新梢長および根の乾物重は25%区では品種にかかわらず慣行区と同等の値を示した.生存率は ‘Brightwell’ および ‘Misty’ では75%区以下, ‘Baldwin’ では50%以下の混入区で,新梢長は ‘Brightwell’ および ‘Baldwin’ では75%区以下の混入区で,根の乾物重は, ‘Magnolia’ ではすべての処理区で,またそれ以外の品種では75%区以下の混入区で,慣行区と同等の値を示した.培養土のECおよび総ポリフェノール含量はクロマツ落葉の混入量の増加とともに上昇し,100%区はそれぞれ10.2および0.83 mg・g–1と極めて高い値となり,挿し木の生育不良の原因となったものと考えられた.このように,クロマツ落葉25%混入区であれば,いずれの供試品種とも,慣行培養土で栽培した場合と地上部と地下部の生育が同等のブルーベリー苗木を,生存率を低下させることなく育成可能であることが明らかとなった.さらに, ‘Brightwell’ に対してはクロマツ落葉の混入率を75%まで増加可能であることが示された.</p>
収録刊行物
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- 園芸学研究
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園芸学研究 20 (3), 273-278, 2021
一般社団法人 園芸学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390008078423408640
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- NII論文ID
- 130008093947
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- NII書誌ID
- AA11608561
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- ISSN
- 18803571
- 13472658
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- NDL書誌ID
- 031620580
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可