サクラマス降海型雌の産卵後の体内残留卵

書誌事項

タイトル別名
  • Egg retention of postspawning anadromous masu salmon <i>Oncorhynchus masou masou</i> in the Yoneshiro River
  • サクラマスコウカイガタ メス ノ サンラン ゴ ノ タイナイ ザンリュウラン

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抄録

<p> サケ科魚類において,産卵後に雌体内に残された卵数は,再生産効率を定量的に評価するうえで重要な指標となる。本研究では米代川8支流で産卵後に死亡したサクラマス降海型雌の体内残留卵数を調査した。調査した43個体の標準体長は395 mmから570 mmであり,推定抱卵数の範囲は2151粒から4763粒であった。推定抱卵数に占める体内残留卵数の割合の平均値±標準偏差(範囲)は0.1±0.3%(0-1.8%)であった。そのため,米代川支流に遡上したサクラマス降海型雌は,体内の卵をほとんど残すことなく産むことができたと推察される。</p>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 87 (5), 511-513, 2021-09-15

    公益社団法人 日本水産学会

参考文献 (8)*注記

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