急性期病院で看取られる終末期患者のエンドオブライフケアにおける課題の検討

DOI
  • 入澤 仁美
    兵庫医科大学先端医学研究所(細胞・遺伝子治療部門) 順天堂大学大学院医学研究科病院管理学
  • 小林 弘幸
    順天堂大学大学院医学研究科病院管理学
  • 櫻井 順子
    順天堂大学医療看護学部
  • 唐澤 沙織
    順天堂大学大学院医学研究科病院管理学
  • 川﨑 志保理
    順天堂大学大学院医学研究科病院管理学

書誌事項

タイトル別名
  • A Study of the Challenges of End-of-Life Care for Terminal Patients in Acute Care Hospital

この論文をさがす

説明

<p> 日本では都市化や核家族化に伴って在宅死が減少し,今や病院死の割合は約80%にものぼり,急性期病院でも終末期患者のケアの充実が課題となっている。急性期病院である順天堂医院の看護記録には,終末期の患者特有の苦痛を表す表現として,「身の置き所がない」という表現がしばしば使われている。本稿では,J大学付属病院で看取られた患者の,臨死期の電子カルテの内容を確認し,「身の置き所がない」というアセスメントがされた経緯をまず考察し,考察の結果,看護師は患者に発現している終末期患者に特有の苦痛が,進行中の治療では十分に症状緩和ができていないという判断をした場合に,「苦痛の原因を早急に特定し治療の幅を広げる必要がある」ことを含有した表現として,「身の置き所がない様子」という表現を使用していた。このような場面において必要な緩和ケアの在り方について,倫理的観点から考える。</p>

収録刊行物

  • 臨床倫理

    臨床倫理 9 (0), 5-19, 2021

    日本臨床倫理学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ