超球面上にシンボル配置を行う変調方式

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タイトル別名
  • A Modulation Based on Symbol Mapping on Hypersphere

抄録

<p>一般的な変調方式では,直交変調を基盤とするため,I-Q平面をなす二次元ユークリッド空間上でシンボル設計が行われる.この代表的な変調方式はPSK (Phase Shift Keying)やQAM (Quadrature Amplitude Modulation)であり,これらは平均信号電力一定の条件の下で,最小シンボル点間距離を最大となるようにシンボル設計が行われている.本稿では,一般にK次元ユークリッド空間に拡張したシンボル設計手法について解説する.特に,K次元ユークリッド空間上のK-1次元超球面上でKビット伝送するための三種の設計規範について述べる.この中のCrushed Twisted Cubes設計では最小シンボル点間距離をQPSK (Quadrature PSK)より長くすることが可能であり,同一の誤り率特性を達成するための所要Eb/N0を削減することが可能である.更に,この超球面変調を無線伝送システムに適用した場合の可能性について述べる.</p>

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