乳房再建術中のMRグラスによる形状差情報表示

書誌事項

タイトル別名
  • Shape difference information display by MR glasses during breast reconstruction

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説明

<p>乳房再建術における乳房整容性評価は医師による主観的評価が主流であり,乳房形状を定量的に計測,評価する手法は未だ確立されていない.本研究室では目標乳房形状と再建術中形状のボリューム差分情報を導出し,皮膚表面へプロジェクションマッピングする術中支援システムの開発を行ってきた.先行研究から手術室内の投影用機材設置スペースが大きい,投影時の被写体との位置ずれ調整が困難といった課題と,投影時の位置調整を執刀医が直接行いたいという新たなニーズが明らかになった.そこで本研究はMRグラスを用いて乳房形状差分画像を患者の皮膚表面に表示し,ユーザが直接データを手術空間上で任意に位置変更,調整可能なシステムを開発することを目的とする. MRグラスとしてHololens2を用い,事前に三次元センサを用いて作成した三次元形状差分データをHololens2上で表示し手動で任意の場所に設置できるソフトウェアを Unityを用いて製作した.マネキンファントムを用いた妥当性評価で20mm以内の誤差範囲で空間上への形状差情報設置可能性を確認したのち,再建手術中評価を行い,手術室での運用可能であると評価を得た.</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 Annual59 (Abstract), 540-540, 2021

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390008290064150400
  • NII論文ID
    130008105500
  • DOI
    10.11239/jsmbe.annual59.540
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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