TMRセンサ心磁計測システムにおけるtSSSアルゴリズムを用いた環境ノイズ低減

書誌事項

タイトル別名
  • Environmental noise reduction applying tSSS algorithm in an MCG measurement system using TMR sensors

説明

<p>心臓の電気的活動として生じる心磁場の計測においては、一般的に環境ノイズを低減するためにシールドルームを必要とする。しかしながら、シールドルームは、大きい、重い、価格が高いという課題があった。シールドルーム以外の環境ノイズ低減方法としては、信号空間分離(SSS:Signal Space Separation)やグラジオメータのソフトウェアシールド技術が知られているが、干渉磁場源が磁気センサに近接している場合にはシールド性能が低下する事が報告されている。シールドルーム外の環境において磁気センサ周辺には装置電源や空調設備等の干渉磁場源が存在しており、心磁場の測定精度を低下させる原因となる。我々は、TMR3軸センサで構成されたセンサアレイで測定した心磁測定結果に対し、tSSS(spatio-temporal Signal Space Separation)のアルゴリズムを適用し、アレイ近傍に干渉磁場源が存在する場合においても、高いシールド性能が得られることを実証した。</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 Annual59 (Proc), 843-845, 2021

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390008290064742400
  • NII論文ID
    130008105575
  • DOI
    10.11239/jsmbe.annual59.843
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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