イネにおけるシンプラスト型マンガン毒性発症のメカニズム

書誌事項

タイトル別名
  • The mechanisms of the symplastic Manganese toxicity in rice plants
  • イネにおけるシンプラスト型マンガン毒性発症のメカニズム : 葉身におけるオーキシン恒常性の崩壊と光合成抑制
  • イネ ニ オケル シンプラストガタ マンガン ドクセイ ハッショウ ノ メカニズム : ハ シン ニ オケル オーキシン コウジョウセイ ノ ホウカイ ト コウゴウセイ ヨクセイ
  • the inhibition of photosynthesis through the disruption of auxin homeostasis in leaves
  • 葉身におけるオーキシン恒常性の崩壊と光合成抑制

この論文をさがす

抄録

マンガンは陸上植物における必須元素の一つであり、植物細胞内において特定の酵素の活性化因子や補酵素として機能する. 作物においてマンガン欠乏状態は葉緑体チラコイド膜に存在する光化学系IIの活性低下による光合成の抑制を引き起こすことは広く知られている. 一方で、マンガンを過剰に与えた場合にも光合成活性が抑制されることが報告されているが作物のマンガン過剰吸収時に起こる光合成低下の詳細なメカニズムは明らかにされていない. 本稿では、著者らがイネを用いて明らかとした高マンガン蓄積条件下における光合成低下のメカニズムを概説したい.

収録刊行物

  • 作物研究

    作物研究 66 (0), 1-5, 2021

    近畿作物・育種研究会

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ