小児科医として, 父としての思い

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  • Prenatal diagnosis as a father and as a pediatrician

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抄録

<p> 小児科医でありDown症児の父親でもある著者が新型出生前診断 (NIPT) について, 自分自身の経験を元に著す. 検査は出生前の心構えを持つというだけではなく, 障害の拒否や排除につながる可能性を持っており, 慎重に判断されるべき医療行為である. NIPTを広く行うためには国民的議論が不可欠と言われていたが, 十分に議論されないままに実施拡大に向かう危惧を持っている. 社会的な啓蒙をすることで, 一定の割合で生じうる障害の 「排除」 ではなく 「受容」 が出来るような社会になることが望ましいと考えている.</p>

収録刊行物

  • 脳と発達

    脳と発達 53 (5), 380-381, 2021

    一般社団法人 日本小児神経学会

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