理学療法士の臨床能力の難易度と経年的変化に関する研究

  • 芳野 純
    帝京平成大学 健康メディカル学部 理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Study of the Levels and Secular Changes of Clinical Competencies of Physical Therapists
  • 理学療法士の臨床能力の難易度と経年的変化に関する研究 : 多施設調査による縦断研究
  • リガク リョウホウシ ノ リンショウ ノウリョク ノ ナンイド ト ケイネンテキ ヘンカ ニ カンスル ケンキュウ : タシセツ チョウサ ニ ヨル ジュウダン ケンキュウ
  • ─多施設調査による縦断研究─

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抄録

<p>〔目的〕理学療法士に必要とされる臨床能力の難易度とその経年的変化を明らかにすること.〔対象と方法〕2013年に理学療法士国家試験に合格し7つの医療施設に所属する理学療法士38名に対して,理学療法における臨床能力評価尺度(CEPT)を用い,資格取得直後から経験3年までの理学療法士に必要な臨床能力の変化を縦断的に調査した.〔結果〕CEPTの合計点は,資格取得直後と経験1~3年を中心に有意な差を認めた.経験年数の早い段階から高い点数をつける項目と経験を重ねて向上する項目があった.各項目の点数変化の特徴を3つのタイプに分類することができた.〔結語〕理学療法士に必要な臨床能力には,その内容により難易度の違いがあり,比較的早い段階に向上する内容とある程度の経験を重ねると向上する特徴があることがわかった.</p>

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