コンパートメント症候群の悪化から急性動脈閉塞を併発し,集学的治療で救肢できた1例

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  • A Case of Acute Arterial Occlusion Due to Exacerbation of Compartment Syndrome and Rescued by Multidisciplinary Therapy

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説明

<p>症例は16歳男性.左脛骨骨折で他院入院6日目の手術時に,術前から発生していたと思われる左下腿コンパートメント症候群の増悪から左下肢急性動脈閉塞症を併発したため,筋膜切開施行されたが軽快せず,手術中止し当科へ救急搬送となった.血行再建は血栓除去と血管内治療で施行し,Golden Time内に前脛骨動脈の血流再開に成功した.しかし,術前から発生していたコンパートメント症候群にて筋肉の末梢循環不全が改善せず,広範囲の筋肉壊死に繋がった.その後整形外科と集学的治療を粘り強く施行し,救肢に成功した.</p>

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